「まわりの人がどんな副業をしているのか、なかなか聞けない」
「一般論の話じゃなくて、実際の副業エピソードを聞きたい」
「職場で副業の話はさすがにできない…」
副業を検討する際、このような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
そこで当サイトでは実際に副業を行っている方を対象にお話しを伺い、様々な体験談を寄せていただきました。
どんな人が、なぜ、どのような副業を行っているのか。副業の先輩たちの生の声をお届けします。
インタビュー:男性自治体職員Iさん
今回、副業体験談を聞かせてくれるのは、「ITエンジニア」を行っている男性自治体職員Iさんです。
さっそくお話をうかがってみましょう。
副業でITエンジニアを始めたきっかけ

まずは簡単な自己紹介と、副業をはじめたきっかけについて教えてください。
私は関西地区の地方自治体の職員、地方公務員として働いています。
いわゆるお役所なので、収入は多くはなく少なくもないという状態で今までやってきました。
ところが結婚して家族が増え、子供が大きくなってということになると絶対的にお金が足りません。なんとかしないといけないという思いが強く強くなっていきました。
大学同期の仲間たち、それも金融関係の民間会社に勤務している連中と情報交換すると、公務員の自分とは年間150万円程度の年収の差があり、ガッカリすることが多かったのも副業をしないといけないというきっかけになりました。
子供がいて、車を持てばもうキツキツの生活になるのは避けられない現実ではありました。お金は欲しいし、その為には副業をするしかありませんでした。
副業の具体的な内容と工夫している点

具体的な副業の内容と、工夫されている点などをお聞かせください。
人目につかない仕事、職場の人間に出会うことのない仕事ということで探してみましたが、役所以外に役所に来る人、いわゆる一般市民の方にも私の顔・名前が知られているので、接客業は出来ない、いわゆる顔バレする仕事は出来ないということになりました。
仕方なく在宅でできる副業ということで色々と探すことに切り替えました。家で出来る仕事、それも本業の役所勤務が終わってからということになると実はあまりないのもその時に気が付きました。
結局、IT企業の下請けエンジニアのバイトをすることにしたのでした。元々、最初に勤務した会社がIT企業で、そこに3年勤務しましたが、過酷な労働環境のせいで、今の役所に転職してきたという経緯が意外なところで役に立ちました。
ただ、コロナの影響で世間的に在宅率が上がってくると、そのような外出しのIT企業の仕事も競争率が高くなってきました。その為に仕事の、好き嫌いを言ってられる状態ではなくなってきたのでした。
それで、戴いた仕事の提案は全て受けるようにしました。一度断ると、そこからはもう二度と仕事が回ってないかもしれないからです。役所の仕事は窓口業務なので、リモートでは出来ないので毎日出勤です。そのため、副業は深夜にゴソゴソとPCを相手にしていました。流石に、時間が足りなくて、本業の役所の方を有給取得して対応したこともあります。今はコロナ騒ぎが一段落したので、それなりに回っています。
副業をして良かったこと、悪かったこと

副業をして良かったと思う点や、悪かったと思う点があれば教えてください。
元々務めていたIT企業からの発注で、時間的余裕があるときに、提示のあったプログラムを製作するというのが私の副業になりました。
過去の経験で、提示された仕事の規模がわかるので、どの程度の時間がかかるかがわかるので、それでその仕事を請けるか請けないかを判断できるので最初は大変快適に副業を進めることが出来ました。
過去の経験が活用できた点は良かったと思います。ただ、本業の後に仕事をする形なので、体力的には少し大変でしたね。
これから副業を始める人に一言

最後に、これから副業を始めようと考えてる方々に一言お願いします。
副業を選ぶ場合は、少しでもそのことに関して知見のある、あるいは精通している業種を選ぶと比較的滑らかに始められます。ぜひ自分の得意な分野で頑張ってください。

貴重なお話、ありがとうございました!
インタビューを終えて
Iさんは本業の地方公務員と並行して、自分のキャリア経験を活かした在宅ITエンジニアとして副業収入を得ることができたようですね。
公務員は原則として副業が禁止されていますが、役所によっては届出などを条件に副業を認めているケースもあります。公務員の方も最初から副業を諦めるのではなく、Iさんのように何かできる方法がないか考えてみることが大事かもしれませんね。
ちなみに、ITエンジニアとして仕事をとるなら、クラウドソーシングサイトがおすすめです。多数の案件の中から選んで応募することができるため、最初の仕事を獲得するのにぴったりです。
取引を重ねることで信用と実績を積み、直接契約や継続案件などに繫げていくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
実際に副業を行っている人の生の声に触れることで、これから副業を行う際の参考になったことと思います。
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