「まわりの人がどんな副業をしているのか、なかなか聞けない」
「一般論の話じゃなくて、実際の副業エピソードを聞きたい」
「職場で副業の話はさすがにできない…」
副業を検討する際、このような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
そこで当サイトでは実際に副業を行っている方を対象にお話しを伺い、様々な体験談を寄せていただきました。
どんな人が、なぜ、どのような副業を行っているのか。副業の先輩たちの生の声をお届けします。
インタビュー:30代女性契約社員 Wさん
今回、副業体験談を聞かせてくれるのは、「倉庫作業」を行っているWさんです。
さっそくお話をうかがってみましょう。
副業で倉庫作業を始めたきっかけ

まずは簡単な自己紹介と、副業をはじめたきっかけについて教えてください。
私は、30代後半の女性です。
キャリアといっても、恥ずかしながら、人間関係がうまくいかず体調を崩して退職してしまうということを繰り返してきたため、契約社員やアルバイトの経験しかありません。
現在は、今年に入ってADHDの診断をいただき、精神障碍者手帳(2級)を取得し、就労継続支援A型作業所に通所しながら、人の役に立つ仕事をしたいと一般就労への復帰を目指しているため、副業は行っていません。
当時副業を決意したきっかけは、まだADHDの診断を得る前ですが、仕事がうまくいかず収入が安定しないことから、収入を少しでも増やしたくて本業がお休みの日に日雇いアルバイトを入れたことです。
そこは勤務したい日に勤務したい仕事を応募するという形態の派遣会社でした。
勤務先によっては日雇いアルバイト全員に対して人当たりが強い場所もありましたが、嫌であれば次に応募しなくてもいいし、続けられそうであれば本業がお休みの日に応募すればいいというところが、自分には合っていました。
また、本業で行き詰っていたときに、うまく仕事ができる職場に日雇いに行くと、よい気分転換にもなり、仕事で役に立ったという充足感を得ることができました。
副業の具体的な内容と工夫している点

具体的な副業の内容と、工夫されている点などをお聞かせください。
副業でよく勤務していた職場は、冷蔵倉庫内での仕分け作業、力仕事です。
食品スーパーの冷蔵倉庫内で、チルド食品や乳飲料を配送先店舗への大型カートへと仕分けしていく作業になります。通常だと滝のような汗をかく仕事となりますが、冷蔵倉庫内のため、動くと丁度いい体感温度になります。
夏場は通勤時に暑いだけで仕事中は快適ですし、冬は冷凍倉庫ではないので外気とあまり変わりませんのでそこまで苦痛ではありません。
仕事中は他者とのコミュニケーションを取る必要が少ないことも応募したポイントになります。
そこでは、勤務する日の物量や集まった勤務者の人数によって時給に変動があり、時給1000円~1500円の収入を得ることができました。
稼ぐために工夫した点としては、勤務先の職員の方に直接次の勤務日のお声掛けを行っていただいた際に出勤することなどを行いました。
私でも、何度も勤務し、挨拶を行い、真面目に黙々と仕事をしていただけで、勤務先で好印象を得ることができました。
雑談ができるコミュニケーション能力の必要はありませんでした。
副業をして良かったこと、悪かったこと

副業をして良かったと思う点や、悪かったと思う点があれば教えてください。
副業をはじめて良かったと点は、副業の間は本業のことを忘れられ、気分転換ができるということです。
副業が日雇いだったため、言い方は悪いですが、勤務先では所詮日雇いというレッテルが付く分、頑張った分だけ好印象を得やすいということです。
また、少し嫌なことがあったら、しばらく応募しなければいいだけなので、また気分が向いたときに応募するという自由が利き、その上収入が得られるという点もとても良かったです。
悪かった点は、やはり本業が休みの日に詰め込む肉体労働ということで、身体的に辛いというのはあります。
手は荒れましたし、足の爪は重いものを運ぶため割れました。
これから副業を始める人に一言

最後に、これから副業を始めようと考えてる方々に一言お願いします。
私のようにADHDなど発達障害を持ち悩んでいる方、収入が安定しない方、40代間近になってようやく未来が見え始めた人間もいます。
今とても苦しく辛いかもしれませんが、諦めないでいてもいいのではないでしょうか。
副業をしながら、光が見えるそのときを待ってみてもいいのではないでしょうか。
応援しております。

貴重なお話、ありがとうございました!
インタビューを終えて
Wさんは仕事上のコミュニケーションがうまくいかず、医師からも診断を受けるなど、仕事に対して大きな悩みを抱えていたようですね。
しかし、副業として倉庫作業に応募し、真面目に働くことで好印象を持ってもらえたことで、仕事に対する充足感を得ることができました。
コミュニケーション能力に限らず、どうしても苦手な分野があるならば、それを必要としない環境を探してみることも、非常に大切な挑戦ということを教えてくれる体験談でした。
まとめ
いかがでしたか?
実際に副業を行っている人の生の声に触れることで、これから副業を行う際の参考になったことと思います。
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