2025年の大阪・関西万博がいよいよ本格的に盛り上がりを見せています。
実は、2025年の大阪・関西万博は単なる一大イベントではありません。
世界150以上の国と地域が集い、未来の社会や技術を“リアル”に体感できる、期間限定のビジネス現場でもあるのです。
最新技術、企業の挑戦、そして社会課題へのアプローチ──。
こうした取り組みに直に触れられる万博は、起業家やビジネスパーソンにとって、まさに刺激とヒントの宝庫といえるでしょう。
当サイト「自宅で起業なび」と、マネーリテラシー情報サイト「MoneyWaveNavi」の合同で、これから大阪万博に行きたい方へ向けた前後編の特集記事をお届けします。
<後編>の今回は、筆者が実際に2日間訪れた体験をもとに「大阪万博の暑さ対策」についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
持って行ってよかった暑さ対策グッズ

大阪万博はとにかく暑さとの戦いです。
総面積155ヘクタール、東京ドームで約33個分に相当する会場には多数のパビリオンが林立していて、パビリオン間は基本的に屋外を徒歩で移動することになります。そのうえ、人気パビリオンやショップに入るには長蛇の列に並ぶことも。
そんなときに、暑さ対策グッズなしで真夏の炎天下に挑むのは危険というものです。
ここでは筆者が実際に持っていって良かったと感じた暑さ対策グッズをご紹介します。
日傘
昔からあるオーソドックスな暑さ対策ですが、間違いなく必須と言えるほど大きな効果を発揮します。
遮光素材の日傘であれば、直射日光を遮って完全な日陰を作ってくれるため、体温上昇を大幅に抑えることができます。
近年では折り畳みができるコンパクトな日傘や、男性でも使いやすいデザインの日傘も増えていますので、ぜひ用意しておくとよいでしょう。
![]() | 価格:2830円~ |

冷感タオル
冷たいタオルを首にまくことで、体温を下げる効果があります。
特に、気化熱を利用して瞬時に冷える特殊な素材を使用した冷感タオルは、水をかけて数秒間振るだけで明らかに冷たくなるため、清涼感も抜群です。
保冷バッグを持ち運ぶ場合は、凍ったペットボトルや保冷剤などに巻いて入れておけば、使用時に天国のような快適さを味わえるためおすすめです。
![]() | 価格:1698円 |

ハンディ扇風機
ここ数年ですっかり夏の定番となったハンディ扇風機ですが、大阪万博でも必須装備品です。
特に首から下げられるタイプであれば両手もふさがず、常に顔に心地の良い風を送ってくれます。
ただし、会場に長時間滞在する場合は、ハンディ扇風機のバッテリーが切れてしまう可能性もあります。
大容量タイプを選ぶか、モバイルバッテリーなどを併せて持ち運ぶと良いでしょう。
![]() | 価格:3980円 |

保冷バッグ(サーモス)+インナー保冷バッグ
保冷バッグの二重化は非常に大きな効果を発揮します。
筆者の場合は真夏の万博会場に朝から夕方まで滞在しましたが、保冷バッグ内の氷が最後まで残っていました。
冷たい飲み物やタオルなど、体を冷やせるグッズを保管するのに最適です。
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保冷タンブラー+コンビニの純氷
保冷力の高いタンブラーを利用する方法もおすすめです。
純氷を入れると溶けにくいため、中身を飲み終わってもクーラーボックスからお茶を補充することで、常に手元にキンキンに冷えたのみものを用意しておくことができます。
純氷はコンビニでも手軽に買えます。
![]() | 価格:1699円~ |

モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは必須品です。
会場では現金が使用できず、決済やチケットなどでスマホを利用するシーンが非常に多くなっています。
スマホのバッテリーが切れてしまうと行動に大きな制約がでてしまいますので、必ずモバイルバッテリーを持ち歩くようにしましょう。
![]() | 価格:6080円 |

いらなかった・微妙だったもの
安価なネッククーラー
最近では「28℃で凍る」などとしてPCM素材のネッククーラーをよく目にするようになりました。
実際に使用してみるとたしかに28度近辺の温度が持続するため、ひんやりと首回りを冷やす効果があるのですが…
真夏の炎天下では28℃の冷却は少々力不足に感じました。
PCM素材のネッククーラーには24℃や18℃といった商品もあり、より冷却力の高い素材が使用されています。
大阪万博でネッククーラーを使う場合は、冷却力が高い素材のものを選ぶと良いでしょう。
無料給水スポット
大阪万博の会場内には、いたるところに無料の給水スポットが用意されています。
マイボトルを持ち歩くことで冷たい水を無料で補充することができますが…
筆者が見た限りでは、日中はどの給水スポットも長蛇の列ができていました。
熱中症を避けるための水を得るために炎天下に並ぶ…という、少し奇妙な光景です。
給水スポットにはほぼ必ず自動販売機も併設されており、そちらは並ぶことなく購入できます。
万博のコンセプトとして「環境」がキーワードになっており、ペットボトルなどのゴミを減らす取り組みとして「マイボトル」や給水スポットの利用が推奨されていますが、自分の体調や来場の目的などを勘案しながら、適度に使い分けると良いでしょう。
会場での動き方
真夏の大阪万博で快適にすごすには、動き方にも工夫が必要です。
暑いときは空いているパビリオン
大阪万博は朝の会場から徐々に人が増え始め、昼すぎ頃をピークに、その後は徐々に会場内の人数が減っていきます。
つまり、最も暑いお昼ごろが、最も行列が長くなる時間帯でもあるということです。
時間にゆとりがある場合は、暑いお昼ごろは無理に混雑したパビリオンに並ばず、涼しい場所で過ごすのもおすすめです。
例えば、コモンズ館など比較的並ばずに入ることができるパビリオンで涼をとったり、屋内フードコートなどで過ごすのも一つの方法でしょう。

必要に応じて有料席も活用しよう
大阪万博では、一部のフードコート席を有料で予約できるサービスもあります。
「サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」では、スマホで簡単に予約できる有料席があります。
30日前から予約可能ですが、当日でも余裕があります。
値段も1席500円で水・おやつ付きですので、お昼どきや疲れたタイミングの休憩などにおすすめです。

まとめ
いかがでしたか?
真夏の大阪万博で快適にすごすなら、適切な暑さ対策が必要不可欠です。
今年しか体験できない貴重な機会ですから、ぜひ賢く対策して、快適に大阪万博を楽しみましょう。